●2024年7月9日
●2023年5月26日
●2022年8月2日
本国際先端研究Σプロジェクトでは、本研究所の強みである発生医学・幹細胞生物学研究をより深化させ、国際的ビジビリティーをさらに向上させることを目的としています。発生の基本プログラムの解明から疾患原因解明・臓器再建といった医学応用まで包括的に研究を展開するため、2022年度に設置した「高深度オミクス研究センター」活動を強力に推進し、当該領域に携わる若手研究者の育成を図ります。
具体的には、発生医学研究所内に設立している研究支援施設(リエゾンラボ研究推進施設)所属の技術専門職員によるシングルセルRNA-seq、ChIP-seq、ATAC-seq、質量分析、及びこれらデータ解析の支援を充実させ、最先端の解析技術を提供します。また、月1回のペースで、次世代シーケンサー(NGS)座談会や発生医学研究所情報交換会(所外にも公開)、所内研究体制について意見交換します。研究支援会議を開催し、NGS解析等の最新技術やトレンドについて情報共有を促進する体制を維持します。そして、これら構築した研究ネットワークを活用して得られた研究成果を公表するとともに、国際的なネットワークの構築を促進するために、特に若手研究者に対する海外学会での発表、海外の研究機関で開催されるトレーニングコースへの参加、国内学会等におけるワークショップ・シンポジウム共催のサポートを行います。さらに、研究成果の国際誌での公表を促進するため、若手研究者が筆頭著者あるいはCorresponding authorとなる論文について、掲載費用及びオープンアクセス化費用の一部を支援します。2023年度には、医学・薬学系の研究室や共同研究拠点の支援を受けた研究者の参加を募り、若手研究者の研究成果の情報交換の場として,熊本近郊でリトリートを開催します。
以上の取り組みにより、最先端研究の情報共有と人材ネットワークの強化を図ります。本プロジェクトを強力に推進することで、本研究所が国際的にも認知される総合的な発生医学研究のハブとなると期待されます。
氏名 | 所属 |
プロジェクトリーダー 中村 輝 |
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丹羽 仁史 |
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石黒 啓一郎 | 発生医学研究所 染色体制御分野 |
江良 択実 | 発生医学研究所 幹細胞誘導分野 |
小野 悠介 | 発生医学研究所 筋発生再生分野 |
大槻 純男 | 生命科学研究部 微生物薬学分野 |
小川 峰太郎 | 発生医学研究所 組織幹細胞分野 |
塩田 倫史 | 発生医学研究所 ゲノム神経学分野 |
嶋村 健児 | 発生医学研究所 脳発生分野 |
中尾 光善 | 発生医学研究所 細胞医学分野 |
西中村 隆一 | 発生医学研究所 腎臓発生分野 |
三浦 恭子 | 生命科学研究部 老化・健康長寿学講座 |
岡江 寛明 | 発生医学研究所 胎盤発生分野 |
E-mail: m-takamura*kumamoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
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