発生医学に関係する切片作成を支援しています。
臨床サンプルについては原則としてお断りさせていただきます。
<対象>
発生医学研究所所属者及びリエゾンラボ研究推進施設(LILA)に登録された方
<支援の内容>
パラフィン標本:パラフィンブロック作製、標本作製、HE染色(Mayer’s)
凍結標本:標本作製
<費用について>
利用者負担金をいただきます。
詳細については「リエゾンラボ利用申し込み」
https://www.imeg.kumamoto-u.ac.jp/lila_apply/ をご覧ください。
(注)コアグループに対しては利用者負担金を適用しません。
<標本作製までの流れ>
以下の質問の回答をE-mailにて藤村(sayoko@kumamoto-u.ac.jp)までお送り下さい ※予約なしのサンプル持ち込みはできません1.標本作製支援の利用目的 (例:現在○○というテーマで研究しているが、______の免疫染色を行う必要がある為) 2.コラボレーショングループに所属の方は共同研究にこの支援がどの様に関与するのかをお書きください (例:○○研との共同研究で△△について調べていますが、______を行うために支援を依頼します) 3.サンプルの種類 (マウス、ラットetc・・・) 4.目的臓器名 (肝臓、腎臓etc・・・) 5.合計サンプル数 (大体で構いません) 6.依頼する期間 ( 〃 ) |
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打ち合わせ(初回のみ、学生は指導教員同伴) 実験目的や参考資料を提示ください |
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E-mailにてサンプル持ち込み日時を連絡 |
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サンプル持ち込み(発生医学研究所 511号室 藤村まで) 1回の依頼が5ブロック以上の時は、あらかじめご連絡ください 預かり票(学生は教員のサインが必要) 切片スライドを入れる標本箱を持参して下さい |
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標本作製 |
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E-mailにて標本返却日時のお知らせ |
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標本の返却(発生医学研究所 511号室にて) |
用手法で標本を作製する為、受付の時期により所要日数が増えます。予めご了承ください。
パラフィン標本
所要日数:1週間前後
サンプル数:1回の依頼が5 ブロック以上、または切片で50枚以上の時は、事前にご連絡下さい。(所要日数確認のため)
注意事項:持ち込まれるサンプルは、固定後軽く水洗し70%EtOH に置換してからお持ち下さい。
固定方法(推奨)はこちら
こちらでパラフィンブロックを作製する場合は、原則10%(中性緩衝)ホルマリン固定のサンプルと致します。それ以外の固定液の場合は事前にご連絡ください。
凍結標本
所要日数:1週間前後
サンプル数:1回の依頼が5 ブロック以上、または切片で50枚以上の時は、事前にご連絡ください。 (所要日数確認のため)
注意事項:ブロック作製時、コンパウンドに血液やPBS、気泡が入らないよう気を付けてください。 (切片の割れや歪みの原因になります)
固定方法(推奨)はこちら
HE染色
所要日数:1週間前後
サンプル数:一回の依頼が60枚以上の時は、事前にご連絡ください。(所要日数確認のため)
染色方法(参考)はこちら
【申込方法】
初めて申し込まれる時は、依頼者、指導教員、支援員の3者で打ち合わせを行います。
まずはメールにて藤村(sayoko@kumamoto-u.ac.jp)までご連絡ください。
折り返し支援員より連絡をさせていただきます。
(メールでの質問にも対応いたします)
参考 <組織切片自動作製装置 (KURABO AS-200H)>
パラフィン切片作製は基本的に用手法で行いますが、自動切片作製装置の使用が可能な場合もあります。
AS-200Hはパラフィンブロックを自動的に薄切し、その切片をスライドグラスに貼付、そして乾燥までの一連の作業を完全自動化した装置です。
機器の操作は支援員が行います。ご希望の方は藤村(sayoko@kumamoto-u.ac.jp)までご相談ください。
【得意な作業】
・1ブロックからの連続切片作製
・ブロックの必要箇所を指定しての切片作製
・複数切片のスライドグラスへの貼付
【適した組織】
・比較的大きい組織(3mm×3mm以上)
・組織の向きに拘らない
・多数のサンプルを処理したい
【薄切が難しい組織】
・骨などの硬い組織や膵臓など
・小さいサンプルは、荒削りの段階で無くなる可能性あり
・水平状態で薄切するため、角度の指定はできません