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男女共同参画推進に係る事業の公募について

2016.05.09 ●ニュース

発生医学研究所における男女共同参画推進事業についてはこちら

 

 

平成28年5月6日

 

男女共同参画推進に係る事業の公募について

 

この事業は、平成20年7月29日の発生医学研究センターの運営委員会にて承認された「発生医学研究センターにおける男女共同参画推進に係る事業」(研究所への改組に伴い、「発生医学研究所における男女共同参画推進に係る事業」と改正)であり、その実施のために、下記のとおり公募します。

 

1.事業の目的
発生医学研究所において研究に従事する女性比率は、キャリアアップに従って減少する。その原因のひとつとして、育児・介護などの要因により女性研究者が育成される十分な環境にないことが考察される。女性に限らず、両性がともに、研究と育児・介護を両立させながらその能力を十分発揮できる研究環境の整備は、当研究所における研究推進にとって重要と考える。理系の研究者人口が減少傾向にある中で人材の育成と活用を行うには、男女共同参画を念頭においた予算措置を伴う組織的な取り組みが不可欠である。
次の事業を実施することにより、男女共同参画が推進されるだけでなく、構成員全体に意識改革が及ぶ効果が期待される。

 

2.事業内容

事業1.育児・介護休業取得の促進に資する経費支援
制度上、申し出により育児・介護休業ができる職員において、諸事情により、必ずしも休業の申し出ができない可能性が考えられる。積極的是正策として、育児・介護休業を申し出て認められた職員(常勤または非常勤の研究者ならびに技術的・事務的研究支援者で、男女を問わない)が従事する分野あてに、申請により支援経費として事例1件あたり100万円を上限として配分する。
当該研究者が所属する分野長が、申請書(別紙様式1)を提出する。配分の可否および配分額は、審査の上で決定する。

 

事業2.育児・介護休業取得者の復帰後研究支援
育児・介護休業をした職員(男女を問わないが、研究者に限る)の復帰後の速やかな研究再開の支援のため、当該研究者の研究支援のため、事例1件あたり100万円を上限として配分する。
資金管理上、配分は該当者が従事する分野あてに行う。当該研究者が研究の目的・背景・計画などを記載した申請書(別紙様式2)を提出する。配分の可否および配分額は、審査の上で決定する。

 

事業3.育児・介護期間中の研究支援
制度上育児・介護休業ができない研究者(大学院生を含む両性)については、育児または介護において50%以上の役割を担っている場合、当該研究者の研究支援のため、研究者1名あたり100万円を上限として配分する。年度ごとに申請可とする。
資金管理上、配分は該当者が従事する分野あてに行う。当該研究者が、育児・介護の状況、研究の目的・背景・計画などを記載した申請書(別紙様式3)を提出する。配分の可否および配分額は、審査の上で決定する。
なお、同年度において、(i)熊本大学の「研究補助者雇用事業」より補助を受けている者、および(ii)事業2に申請した者、は対象から除外する:

 

3.応募方法
事例が生じたら、速やかに上記の事業の所定様式により4部ずつ、下記応募先に提出する。
事業1 別紙様式1(MS Word 13.6KB)
事業2 別紙様式2(MS Word 13.6KB)
事業3 別紙様式3(MS Word 13.6KB)
なお、事業1,2の配分額は育児・介護休業の取得期間を考慮して決定する。

 

4.審査の方法

書類審査(必要に応じて面接する場合もある)により、熊本大学発生医学研究所男女共同参画ワーキンググループが審査し、発生医学研究所長が決定する。

 

 

5.事業の応募先、問い合わせ先
センター事務チーム総務担当 (清永)
電話・email   内線6637・iys-senter@jimu.kumamoto-u.ac.jp