*ZOOMでリモート配信も行います
【要 旨】
本講演は、新型コロナの感染拡大により、延期となっていました退職記念講演です。3月からすでに半年が過ぎましたので、予定していた内容を少し変更してお話しします。熊本大学に赴任して以来35年、その間、改組を経て、発生医学研究所所長も拝命し、その後HIGOプログラムのコーディネーターを引き受け、定年退職後も引き続き務めさせていただいています。私は、AAA型分子シャペロンの構造と機能の解明をめざして研究を行いましたが、当初は得体のしれない代物でした。今では様々な細胞機能のキープレーヤーとして、その重要性が広く認知されるようになりました。遺伝学から出発し、生化学、細胞生物学、発生生物学、構造生物学まで、興味の趣くままに展開し、学術的評価はさておき、思い残すことなく、ライフワークを締めくくることができましたのは、ひとえに様々な形で支えてくださった皆様のお蔭と感謝しています。さて、定年退職後は公言していた通り、神社巡りをしています。そこから何をめざすか模索中ですが、第2のライフワークの方向性が少し見えてきました。併せてお話ししたいと思います。
【日 時】 令和2年12月23日(水)16:00~17:00
【会 場】 発生医学研究所 1階 カンファレンスルーム
コロナ感染症対策のため会場は20名までの制限となっております。
ZOOMで同時配信致します。ZOOMアクセス方法の詳細はメーリングリストでお知らせします。
【連絡先】発生医学研究所 染色体制御分野 石黒 啓一郎(内線番号6606)