入学者・求人のご案内
入試FAQ
大学院入試および進路に関する情報を
Q&A形式でまとめましたので、受験の参考にしてください。
発生医学研究所(発生研)で行っている研究に興味があり、大学院を受験したいと思いますが、どの研究科を受験したら良いのでしょう?
発生研の12の専任分野は医学系分野(細胞医学分野分子細胞制御分野 、組織構築分野、損傷修復分野多能性幹細胞分野組織幹細胞分野幹細胞誘導分野、肝臓発生分野、腎臓発生分野脳発生分野 )と薬学系分野( 分化制御分野生殖発生分野 )からなり、それぞれ 熊本大学大学院医学教育部 と 熊本大学大学院薬学教育部 を担当しています(本学の医学・薬学大学院では、研究科という名称を使わず、教育部と 呼びます。 発生研パンフレット「入試情報・Q&A」 の「 大学院のしくみ」参照 )。 あなたが希望する分野が所属している教育部を受験してください。
大学院の入試情報はどこで入手できますか?
医学教育部・薬学教育部の入試情報は、それぞれのウェブサイトで公開しています。募集要項などは下記のそれぞれの教務担当に請求してください。お問合せ等もそれぞれの教務担当に連絡してください。

【医学教育部】
熊本大学教育研究推進部生命科学系事務ユニット医学事務チーム教務担当
〒 860-8556  熊本市本荘1丁目 1番1号 
TEL 096-373-5025 E-mail iyg-igaku@jimu.kumamoto-u.ac.jp
医学教育部のウェブサイト

【薬学教育部】
熊本大学教育研究推進部生命科学系事務ユニット薬学事務チーム教務担当
〒 862-0973  熊本市大江本町 5番1号
TEL 096-371-4635 E-mail iyg-yaku@jimu.kumamoto-u.ac.jp
薬学教育部のウェブサイト

*いずれの教育部でも過去の試験問題を入手できます。

大学院の入試はいつ行われますか?
受験方法の異なる入試が年数回実施されています。詳しくは、医学教育部・薬学教育部それぞれのウェブサイトを参照して下さい。( 発生研パンフレット「入試情報・Q&A」 の「入試スケジュール」参照)
推薦入試制度があると聞きましたが、どのような制度ですか?
医学教育部修士課程・薬学教育部博士前期課程ともに推薦入学の制度があります。これは、将来医学・薬学の研究分野において貢献が期待でき、博士(後期)課程への進学を希望し、合格した場合に入学が確約できる優秀な学生について、専門科目の試験を免除し、英語(平成 26年度から医学教育部・薬学教育部ともほぼすべての入試の英語試験はTOEFL-ITPとなります)と口述(面接)試験のみを課す入試です。出願に当たっては、出身大学の学長(学部長)または指導教員(卒論等の指導を担当している教員)の推薦書が必要です。さらに、受験資格に、受験する年の3月以降に4年制の大学を卒業した者および翌年3月までに卒業見込みの者という制限があります。なお、本学薬学部の卒業(見込み)者は、この条件を満たしても、薬学教育部博士前期課程の推薦入試を受けることはできません。医学教育部修士課程の推薦入試は可能です
医学教育部修士課程・薬学教育部博士前期課程から医学教育部博士課程・薬学教育部博士後期課程への進学には、どのような試験を受けるのでしょうか?
医学教育部修士課程から医学教育部博士課程への進学には進学者選考試験を受ける必要があります。進学者選考試験は修士課程 2年次の8月中旬に実施されます。選考方法は、修士課程での研究の進展状況と博士課程進学後の研究計画についての発表と質疑応答の口述試験です。修士課程での研究が順調に進展していれば、学会・論文発表などに至っていなくても問題はありません。また、受験料も必要ありません。
薬学教育部博士前期課程から博士後期課程への進学も進学者選考試験が3月上旬にあります。試験は、口述試験と面接ですが、口述試験は、教育部博士前期課程の論文発表(口頭)をもって代えることになります。受験料は必要ありません。
他の研究科(修士課程・博士前期課程)の院生ですが、博士(後期)課程から 発生研 での研究を希望しています。医学教育部博士課程・薬学教育部博士後期課程への進学は可能ですか?
はい、可能です。医学教育部博士課程の場合、本学の他の研究科(たとえば、薬学教育部・自然科学研究科など)の修士課程・博士前期課程の院生か、他大学の院生かにより、受験方法が異なります。本学の他の研究科の修士課程・博士前期課程の 2年次(翌年3月修了見込み)の院生は、医学教育部修士課程の2年次の院生と同様に、8月中旬に実施される進学者選考試験を出願・受験して下さい。試験は、修士課程での研究についての口述試験です。受験料は必要ありません。すでに修士課程を修了している方および他大学の修士課程2年次の院生は、医学教育部博士課程の一般試験を受験して下さい。試験は、英語(TOEFL-ITP)と口述試験(面接)です。受験料と入学料が必要です。
薬学教育部博士後期課程の場合、本学の他の研究科(たとえば、医学教育部・自然科学研究科など)の修士課程・博士前期課程の 2年次(翌年3月修了見込み)の院生は、薬学教育部博士前期課程の2年次の院生と同様に、3月上旬に実施される進学者選考試験を出願・受験して下さい。試験は、口述試験(論文発表)と面接です。受験料は必要ありません。すでに修士課程を修了している方および他大学の修士課程2年次の院生は、薬学教育部博士後期課程の一般選抜を受験して下さい。試験は、英語(TOEFL-ITP)と口述試験(論文発表)と面接です。受験料と入学料が必要です。
私は今社会人ですが、大学院を希望しています。社会人入学は可能ですか?
医学教育部・薬学教育部とも社会人入学制度があります。詳しくは、それぞれの教育部のウェブサイトを参照して下さい。 発生研 の各分野はいずれも実験系の研究を行っていますので、入学後十分な実験時間が確保できるかどうかは重要です。受験に当たって、希望する分野とコンタクトを取り、研究活動に支障がないかどうか事前に確認することを勧めます。
私は、社会人入学を希望していますが、入学後も仕事を続ける関係で、正規の年数で修了することが難しいと考えていますが、履修期間を延長することはできますか?
仕事をしている人や育児や介護をしている人などで、時間の確保が難しい方は、長期履修制度を利用することができます。長期履修制度は、申請により最長正規の年数の2倍まで履修期間を延長でき、しかも授業料は正規の年数相当額になります。
私は今、文系の学部で学んでいますが、医学・薬学分野での研究に興味があります。文系の学部からでも受験できますか?
4年制の学部の卒業(見込み)者は、理系・文系に関係なく、医学教育部修士課程・薬学教育部博士前期課程の入学試験を受験できます。ただし、受験には専門科目が課せられますので、受験科目についての知識は必要です。いずれの教育部でも過去の試験問題を入手できます。それぞれの教務担当にお問い合わせください。専門科目が免除される推薦試験制度もあります。
私は、卒論(卒業研究)をやっていないのですが、受験資格はありますか?
4年制の学部の卒業(見込み)者であれば、卒論(卒業研究)をやっていなくても、医学教育部修士課程・薬学教育部博士課程前期の入学試験を受験できます。
どのような経済的支援制度がありますか?
日本学生支援機構などから奨学金の貸与を受けるというのが一般的ですが、その他にも様々な支援制度があります。博士課程の学生には、本学独自の博士課程奨学制度(KWS)や博士課程奨学金給付制度(KDS)があります。また、修士課程の学生には、ティーチング・アシスタント(TA)制度があります。学術振興会の特別研究員(DC)、研究費等による非常勤職員としての雇用などがあります。医学教育部のウェブサイトの 「特得(トクトク)情報」 を参照してください。 HIGOプログラムでは、奨励金やTA雇用の他、各種支援があります。 
大学院の中に特別な教育プログラムがありますか?
医学教育部には、「発生・再生医学研究者育成コース」や「代謝・循環情報医学エキスパート育成コース」などが博士課程に設置されています。また、医学教育部と薬学教育部が連携して、平成24年度から「博士課程教育リーディングプログラム グローカルな健康生命科学パイオニア養成プログラムHIGO(略称:HIGOプログラム)」が始まりました。このプログラムは、高度な専門的知識をもち、アジア志向の国際化の展開により、アジアと地域社会の仕組みと産業界のニーズを理解できる文理融合型の人材の育成を目指します。詳しくは、 HIGOプログラムのウェブサイト を参照してください。 HIGOプログラムの履修を希望する方は、入学後に実施されるHIGOプログラム選抜試験を受験してください。HIGOプログラムには、奨励金等の経済的支援制度があります。HIGOプログラムは博士課程教育プログラムですが、修士課程から履修できます。修士課程・博士前期課程の1年次、または博士課程の1年次からの履修で、途中の学年からの編入はできません。
大学院を修了するとどのような資格が得られますか?
医学教育部修士課程・薬学教育部博士前期課程を修了すると、それぞれ修士(医科学)・修士(薬科学)の学位が授与されます。医学教育部博士課程を修了すると、博士(医学)または博士(生命科学)の学位が、薬学教育部博士後期課程を修了すると、博士(薬科学)または博士(生命科学)の学位が、薬学教育部博士課程を修了すると、博士(薬学)または博士(生命科学)の学位が授与されます。 HIGOプログラムを履修した場合には、原則として修士(健康生命科学)と博士(健康生命科学)が授与されますが、希望すれば、博士(医学)・博士(薬学)または博士(生命科学)の学位を取得することもできます。
大学院修了後、どのような職に就職できますか?
大学およびその他の教育・研究機関の常勤・非常勤職員を始め、病院・薬局、医薬関連会社への就職が一般的です(こちら を参照してください)。
医学教育部で博士の学位を取得するには、他の研究科より1年長い就学が必要だと聞きましたが、本当ですか?
医学教育部博士課程は医学研究科に相当しますので、制度上の標準就学年数は 4年で、他の研究科の博士(後期)課程の3年より1年長くなります。しかし、優れた研究を成し遂げ、博士の学位取得に必要な要件を満たした院生は、3年終了時に博士の学位を取得する在学期間短縮制度があります( 発生研パンフレット「入試情報・Q&A」 参照)。修士課程から同じ研究室で継続して研究を行う場合は、 5年間の研究成果が審査の対象になりますので、他の研究科に比べてあまり不利になることはないでしょう。 
私は将来、留学して海外の大学・研究機関で研究したいと考えています。大学院修了後の留学の可能性について教えて下さい。
海外の優れた研究室に留学して、キャリアアップを目指すのはよいことです。留学して海外で研究を続けるには、まず博士の学位を取得することが第1条件です。学位を持っていないと、研究者としては受入れてもらえません。まずは、博士(後期)課程に進学して、学位を取得しましょう。また、自然科学の分野では、英語圏に限らず、研究室での公用語は英語であると理解してよいでしょう。海外で研究するには英語でのコミュニケーションが必須です。

※さらにご質問等がありましたら、 メール でお尋ねください。

熊本大学発生医学研究所
[所在地] 〒860-0811熊本市中央区本荘2-2-1
      熊本大学発生医学研究所へのアクセス方法
[T E L] 096-373-6637
[F A X] 096-373-6638
[Eメール] imeg@kumamoto-u.ac.jp