高速シークエンサー(NGS)を用いたDNA配列解析の研究支援を以下の要領で行います。
支援の対象は(1)発生研の研究グループと(2)リエゾンラボ研究推進施設登録(コラボレーション)グループです。サンプルは発生医学研究に関するものを受け付けます。
使用キット
P2 XLEAP-SBS Reagent Kit (100 cycles) : 4億ペアエンドリード 50 bp x 2 *標準使用
*10x Genomics, illumina シングルセルライブラリーもこちらのキットでシーケンス致します
P2 XLEAP-SBS Reagent Kit (200 cycles) : 4億ペアエンドリード 100 bp x 2 *持ち込み
P2 XLEAP-SBS Reagent Kit (300 cycles) : 4億ペアエンドリード 150 bp x 2 *持ち込み
P2 XLEAP-SBS Reagent Kit (600 cycles) : 4億ペアエンドリード 300 bp x 2 *持ち込み
コストの目安はこちら
NGS解析については、初回ご依頼の際に一度お打ち合わせをした上で支援を進めます。
まずは臼杵 usu(at)kumamoto-u.ac.jp までメールでお問い合わせ下さい。
相乗りについて (インデックスの重複を防ぐ為、ライブラリー調製前に一度ご連絡ください)
50 x 2 bp ペアエンド、かつシングルインデックス (i7 Index = Index 1) のシーケンスとなります。ライブラリー自体に i5 Index (= Index2) が付加されていても構いませんが、i7 Index 側は必ずユニークな配列にしてください。
依頼の際はライブラリー調製に使用したインデックス試薬のメーカー名、キット名、配列情報を正確にお知らせください。(6塩基のものも8塩基目まで記載すること)
*NEBのSingle index primer (Set 1~4)を用いる際は、可能な限りset 1~3 をご使用ください。
ライブラリーの持ち込み要件
pool library : 2nM に調製したpool libraryを 一度 Tape Stationで濃度チェックしてから持ち込んでください ( > 20 uL)
相乗りlibrary : それぞれ 2nM に調製したものをpoolせずにお持ちください ( 10 – 20 uL 程度)
・NextSeq 1000 : 調製済みライブラリーのシーケンス (申し込み様式:Excel 24KB) *相乗りor単独ラン
・NextSeq 1000 : 調製済みシングルセルライブラリーのシーケンス (申し込み様式:Excel 20KB) *単独ラン
・NextSeq 1000:ライブラリー調製+シーケンス (申し込み様式:Excel 24KB) *相乗りor単独ラン
支援案内はこちら(PDF:64KB)
※対象は発生研内に限定します
次世代シーケンサー(NGS)データを用いた論文で使用されている、解析ソフトウェアを導入したLinuxサーバのリソースを提供しています。ChIP-seq,RNA-seqやsingle cell RNA-seqの解析パイプラインで使用する主なツールを導入しています。発生研内のみSSH経由でのアクセスが可能です。
利用には、最初に解析講習会への参加と利用登録が必要になります。
お問い合わせは臼杵(usu(at)kumamoto-u.ac.jp)まで。
主な利用可能ソフトウェア
FastQC, Trim galore!, STAR, RSEM, Bowtie2, deepTools, HOMER, MACS2, SAMtools, bedtools, cellranger等
主な生物種のリファレンス
ヒト、マウス、ショウジョウバエ、カニクイザル等(UCSC/Ensembl/NCBI/FlyBase等各種)
1) ヒトゲノム・遺伝子解析研究のサンプルの場合は、熊本大学大学院生命科学研究部等ヒトゲノム・遺伝子解析研究倫理委員会の、ヒトゲノム・遺伝子解析研究審査結果通知書のコピーを申し込み時に提出して下さい。熊本大学以外の施設で調製されたサンプルの場合、その施設での倫理審査で承認を受けたことを示す書類のコピーを提出して下さい。
2) 解析用のサンプルには続き番号だけを書き匿名化して下さい。