(平成24年3月6日 発生医学研究所運営委員会承認)
(平成26年5月13日一部改正 発生医学研究所運営委員会承認)
(平成28年1月29日一部改正 発生医学研究所運営委員会承認)
(平成30年4月13日一部改正 発生医学研究所運営委員会承認)
熊本大学発生医学研究所は、平成24年度にリエゾンラボ研究推進施設を設置し、リエゾンラボに設置している設備及び機器類(リエゾンラボ設備・機器)とリエゾンラボで実施される研究支援事業(リエゾンラボ研究支援)を統合的に管理・運用します。この要項は、リエゾンラボ設備・機器とリエゾンラボ研究支援の利用方法について定めるものです。
リエゾンラボ設備・機器とリエゾンラボ研究支援は、これを活用することにより発生医学研究所と関連する生命科学系分野を中核とする共同研究を醸成し、研究活動の可能性を高め活性化することを企図して運用されています。
リエゾンラボ設備・機器とリエゾンラボ研究支援については発生医学研究所のホームページをご覧下さい。
リエゾンラボ設備・機器とリエゾンラボ研究支援の利用者は以下の2つのカテゴリーに分けられます。
(1)コアグループ
発生医学研究所の専任分野、客員分野、研究担当教員(併任)の分野に所属する教員、職員、共同研究員、受託研究員、学生等の研究者(大学院先導機構の発生再生分野を担当する教員が主催する研究室に所属する研究者を含みます。)
(2)コラボレーショングループ
上記以外で、リエゾンラボの理念に合致する研究者グループ
発生医学研究所の共同利用・共同研究拠点事業に係る共同研究者は、受け入れ教員が所属する分野に所属するものとします。コアグループは、ひとつの分野もしくは研究室をひとつのグループとします。
コラボレーショングループとして利用を希望する研究者は、あらかじめ利用者を明示したグループを単位として、 必ずコアグループに所属する教員の紹介により申請して下さい。申請に際しては所定の利用申込書を使用して、発生研との共同研究に関する内容を明記し、発生医学研究所リエゾンラボ研究推進施設オフィスに提出して下さい。利用申込書はリエゾンラボ研究推進施設・研究支援会議において審査されます。利用を許可されたコラボレーショングループの利用期間は原則1年度以内とします。1年度ごとの更新制となっています。
※年度内のどの時期に申請されても、利用期間はその年度の3月末日までとなります。
※「グループメンバー」には実際に現場で機器や支援を利用される最低限のメンバーを記載して下さい。
※利用期間中にメンバーを追加する場合は利用申請書に追加メンバーのみ記載し提出して下さい。その他の欄は初回提出時と同じで構いません。
リエゾンラボ利用申込書2024年度版 (コラボレーショングループ用 MS Excel 16KB) |
リエゾンラボ設備・機器の利用者は、この要項の他、別に定める利用条件や各設備・機器類の使用法を遵守するとともに、事故、災害等の防止に努めて下さい。設備・機器によっては 使用する前に予め予約を必要とするものがあります。 設備・機器の使用の都度、備え付けの使用記録簿へ記載して下さい。また、特定の設備・機器は、利用者を限定し、講習会等の受講を義務付けています。(有償の講習会もございます)
設備・機器類の消耗品は、原則として利用者負担とします。 また、設備・機器類の不良時は、まず発生医学研究所の技術職員へ連絡して下さい。不適切な使用により事故等を引き起こした利用者へは、修理責任を問うことがあります。
リエゾンラボ研究支援の利用者は、この要項の他、別に定める利用条件を遵守して下さい。リエゾンラボ研究支援に伴う設備・機器類の使用は、上記の「リエゾンラボ設備・機器の使用」に準じます。
リエゾンラボ設備・機器の利用者は、別表1に定める利用者負担金を負担して下さい。ただし、必要と認められるときは、利用者負担金の全部又は一部を免除することがあります。また、一部の機器については、維持経費が高額のため別表2に定める利用者負担金を負担して下さい。
リエゾンラボ研究支援の利用者は、別表2に定める利用者負担金を負担して下さい。ただし、必要と認められるときは、利用者負担金の全部又は一部を免除することがあります。
利用者が、この要項又は別に定める利用条件に違反した場合は、その利用を禁止することがあります。
利用者が故意又は過失により、設備・機器類を滅失、破損又は汚損した場合は、その損害の賠償を求めることがあります。
リエゾンラボ利用申込書や登録申込書の入手及び提出の他、リエゾンラボの利用に関する問い合わせについては、リエゾンラボ研究推進施設オフィスまで連絡して下さい。
リエゾンラボ研究推進施設オフィス(発生医学研究所5階502室:内線5786)
リエゾンラボ設備・機器とリエゾンラボ研究支援が皆様の研究活動を活性化する一助となることを願っています。
■リエゾンラボ研究施設の研究支援を受けた方へのお願い
研究支援を受けられた方は、発表論文に下記のような記載をお願いします。
We thank to Jane Doe of the Liaison Laboratory Research Promotion Center for technical support.
別紙1 (リエゾンラボ設備・機器の利用にかかる利用者負担金)
利用者グループ | 利用者負担金 | 備考 |
コアグループ | 1年度あたり 1グループあたり 8万円 |
リエゾンラボ設備・機器及びリエゾンラボ研究支援の種類と利用時間・回数に関わらず、1年度毎の定額制 |
コラボレーショングループ | 1年度あたり 1グループあたり 8万円 |
リエゾンラボ設備・機器及びリエゾンラボ研究支援の種類と利用時間・回数に関わらず、1年度毎の定額制 |
リエゾンラボ利用申込書2024年度版 (コラボレーショングループ用 MS Excel 16KB) |
別紙2 (リエゾンラボ研究支援の利用にかかる利用者負担金)
(1) キャピラリーシーケンス支援:3130 Genetic Analyzerを用いたDNAシーケンス解読支援。
利用者グループ | 利用者負担金 |
コアグループ | – |
コラボレーショングループ | 100円/サンプル |
(2) 高速シークエンサー解析支援:lon Proton もしくは Nextseq500 を用いた高速シークエンサーによる研究支援。
測定機器 | 利用者負担金 |
Ion Proton (*1) | 30,000円/測定ラン (*3) |
NextSeq500 (*2) | 40,000円/測定ラン (*3) |
サンプル調製・測定解析には、別途キット・チップ・試薬等の消耗品が必要です。実費負担。
*1 消耗品実費負担目安:100,000〜150,000円相当。(平成27年12月現在)
*2 消耗品実費負担目安:350,000〜1000,000円相当。(平成27年12月現在)
*3 年間総計10測定ランからは、Ion Proton、NextSeq500に関わらず10,000円/測定ランとする。
(3) 質量分析支援:Thermo Fisher 社製 Q Exactiveを使用したタンパク質の同定及び修飾解析。
利用内容 | 利用者負担金 |
年間総計20測定ランまで | 10,000円/測定ラン |
年間総計21測定ランから | 2,000円/測定ラン |
サンプル調製費(*3)/特殊解析費(*4) | 10,000円/セットとして1回の依頼 |
*3 前処理としてサンプル調製が必要な場合は一連の調製費として、*4 定量解析等特殊解析を要する場合は解析費として *3または *4を負担頂きます。
(4) 組織標本作製支援:パラフィン標本の作製、凍結標本の作製およびHE染色による研究支援。
標本作製は、基本的に無染色標本10枚までとし、10枚以上の作製には追加負担金が必要。臨床サンプルは受け付けない。
支援内容 | 利用者負担金(*5) | |
パラフィン標本作製 | ブロック作製のみ | 1,000円/1ブロック |
ブロック作製+標本作製 | 2,000円/無染色標本10枚/1ブロック | |
標本作製のみ | 1,000円/無染色標本10枚/1ブロック | |
追加標本作製 | 100円/無染色標本1枚/1ブロック | |
凍結標本作製 | 標本作製 | 1,000円/無染色標本10枚/1ブロック |
追加標本作製 | 100円/無染色標本1枚/1ブロック | |
HE染色 | 染色 | 200円/1枚 |
*5 コアグループに対して利用者負担金は適用しない。
(5) イメージングサイトメーター:In Cell Analyzer 6000 の使用に対する利用者負担金
利用者グループ | 利用者負担金(*6) |
コアグループ | – |
コラボレーショングループ | 1,000円/時間 |
利用内容 | 利用者負担金(*7) |
クロスロール | 2,000円/1枚 |
光沢フォトロール | 1,000円/1枚 |
デフォルトマットロール紙 | – (*8) |
*7 コアグループに対して利用者負担金は適用しない。
*8 デフォルトロール紙を使用する場合は、無償適用を行う。