平成24年4月に 「リエゾンラボ研究推進施設」 がスタートしました。本施設は、グローバルCOE事業で評価の高いリエゾンラボ活動を継承・発展させるための新組織になります。本研究所の「発生医学の共同研究拠点」事業を効果的に推進する基盤であり、「臓器再建研究センター」とともに、国際的研究教育拠点を実現するための両輪に位置づけています。
本施設は「STICS」を5つの柱とする支援事業を統括的に行います。ソーシャル支援(S)では研究成果の公表活動などを行います。テクノロジー支援(T)では機器管理と技術支援などを行います。インフォメーション支援(I)ではバイオインフォマティクス支援などを行ないます。キャリア支援(C)では若手研究者のキャリアアップ支援などを行います。セイフティー支援(S)では研究活動における安全管理などを行います。LILAの「STICS」環境基盤は本研究所の研究推進を加速させます。
小川 峰太郎 Minetaro Ogawa
教授(施設長)
運営責任者
谷 直紀 Naoki Tani
技術部・技術専門職員
施設全般・質量分析支援担当
臼杵 慎吾 Shingo Usuki
技術部・技術専門職員
NGS支援全般・Web担当
安永 桂一郎 Keiichiro Yasunaga
技術部・技術専門職員
NGS解析技術支援・顕微鏡画像解析支援担当
藤村 幸代子 Sayoko Fujimura
技術支援員
組織学的解析支援、機器メンテナンス担当
光永 佳奈枝 Kanae Mitsunaga
技術部・技術主任
フローサイトメーター担当
熊本大学 発生医学研究所は、最先端の「発生・再生医学」の研究教育を推進する施設として、文部科学省の「全国共同利用・共同研究拠点」の認定を受け、最新の研究環境の中で学内外の多数の大学院生・研究者が実験を行っています。さらに、本学医学系・薬学系と共同で、H24年度に博士課程リーディングプログラム(HIGOプログラム)が採択され、社会性と生命科学を理解した若手リーダー育成という、斬新な研究教育体制の構築に取り組んでいます。
最新の技術革新や解析機器に適切に対応する支援員の役割は極めて重要であり、その役割を統合した「リエゾンラボ研究推進施設」を立ち上げ、現在5名の技術系職員と1名の事務系職員が研究所全体の活動を支えています。
テクノロジー支援に関しては、教員有志を交えた研究支援会議を毎月開催し、技術面での研究支援体制の維持と強化を図っています。支援の具体例としては、組織標本作製、DNAシークエンス、WISH、顕微鏡講習などが挙げられ、これらは発生研ホームページの研究支援・機器予約ページによって、WEBベースで利用することができます。次世代シークエンサー、質量分析装置を用いた研究支援も始まりました。
さらに、研究所全体の管理運営業務にも携わっており、各種申請書作成、機器購入手続き、WEB管理、各種セミナー・講習会の運営、施設内の共通研究スペースの管理、セキュリティ管理などに大きく貢献しています。