国際先端研究拠点
国立大学法人熊本大学 国際先端研究拠点
学術集会参加報告 2014年度

出張報告書

氏名;河野利恵
所属;大学院生命科学研究部 神経分化学分野 特任助教
学会名;日本発生生物学会
開催場所;名古屋
出張期間;5月26日-30日
タイトル;Cadherin-7 joins dorsal-ventral patterning of the chick embryonic spinal cord through sonic hedgehog signaling
(カドヘリン‐7はソニックヘッジホッグシグナルを介し、ニワトリ胚神経管の背腹軸に沿った形態形成に関与している)
発表形式;Satellite Workshop (Oral) 5月27日
Poster Presentation 5月28、29日

(口頭発表)
発表時間12分、質問時間3分の発表でした。
今回の私の発表テーマは、“ニワトリ胚の神経管分化に関するシグナル”に関するものでした。発生学会の聴衆は、マウス、さかな、昆虫などの様々な生物の様々な器官の研究者が想定されます。今回発表原稿をつくるにあたって、まったく違った分野のヒトにいかに分かり易くバックグラウンドを伝えるか“という点に重点をおきました。1枚のスライドに入れる情報量、スライドの見やすさ、バックグラウンドと自分の実験データーの比率等にも気をつけてみました。“12分という時間内にいかに分かりやすく自分の言いたいことを述べるか”という今までの自分に足りなかった部分を改善するのが、今回の発表の目標の一つでした。
以前、発表で一番大事なことは“ヒトにわかってもらう”ということだと指摘され、改善できればと思っていました。実際に発表してみて聴衆の反応を見ることは、またとない良い機会です。今回、このような貴重な体験をさせていただけたことを感謝しております。
(ポスター発表)
ポスター発表は、口頭発表と比較して盛り込める内容が多く、より詳しい実験結果を提示することができました。

また、いろいろな分野の方々と交流を深め、新たな知見を得ることができました。
このような良い機会を与えていただけたことを心より感謝いたします。

 

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