疾患特異的iPS細胞を用いた遺伝性腎疾患の病態解明拠点

 

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先天性ネフローゼ症候群のiPS細胞作製の流れ

 

1)対象
先天性ネフローゼ症候群の患者様のうち遺伝子解析により変異が判明している患者様を対象にしております。

 

2)所属機関の倫理委員会
担当医師または医学研究者が所属する倫理委員会で、患者様からの生体試料(血液)の採取とそれを用いたiPS細胞作製の承認を受けます。本研究を遂行する熊本大学では、すでにiPS細胞作製とバンク化について倫理委員会での承認を得ております。したがって、貴機関での倫理審査はスムーズに進むと考えます。熊本大学で承認を受けた申請書類や承認の通知書等を参考にしたい場合はご連絡ください。

 

3)患者様からの同意
倫理委員会承認後、患者様より同意を得ていただきます。

 

4)サンプル採取
ヘパリン入り採血管にて血液5mlを採取していただきます。患者様が外来受診時に行う通常診療の採血の際に一緒に採血していただきますので、患者様の負担の増加はほとんどないと考えています。

 

5)郵送方法
血液サンプル採取後、外気温に影響されないよう(凍結しないように、また高温にならないように)、発泡スチロール容器に入れ常温でお送りください。輸送中に液がこぼれないようにフタをよくしめて(パラフィルムを巻き、密封することをお勧めします)、クッション等を加えて割れないようにお願いします。また、送付の際、予めご連絡下さい。

 

提供いただきました生体試料(血液サンプル)には以下の簡単な情報をお願いします。
①番号などの検体を識別する記号・疾患名・年齢・性別・人種
②可能な限りで結構ですから患者様の感染について(梅毒、HCV、HBV感染の有無)
なお、作製したiPS細胞は、患者様の疾患情報と一緒にバンクへ寄託させて戴きます。

 

輸送期間ですが、翌日に届く便でお送りください。遠方(関東、東北、北海道等)のため、宅急便で翌日着が難しい場合ご連絡ください。他の郵送会社を利用する方法がございます。

 

【郵送先】江良 択実
熊本大学 発生医学研究所 幹細胞誘導分野
〒860-0811 熊本市本荘2丁目2番1号
Tel. 096-373-6589 FAX 096-373-6590
E-mail: tera(at)kumamoto-u.ac.jp