教授
石黒 啓一郎
Kei-ichiro Ishiguro
ishiguro*kumamoto-u.ac.jp
(substitute @ for * )
Tel: 096-373-6606
高等動物の減数分裂における染色体構築とその制御の仕組みの謎について挑戦的研究を推進します。これらのテーマは、基礎研究のみならず内容的には高齢出産、少子化の観点から社会的にも重要な研究課題であると考えられます。当分野の研究内容に興味のある方はお問い合わせ下さい
生殖細胞系列の分化系譜は体細胞と相互作用して分化に必要な栄養やシグナルを受容すると考えられております。この時に、体細胞の「かたち」や「ならび」が相互作用の場を生み出すと考えられておりますが、体細胞の「かたち」や「ならび」を調節するメカニズムは依然として未解明な部分が多く残されております。私はそのメカニズムを解明し、生殖細胞系列の分化を正確に進める仕組みを明らかにします。
生殖細胞は次世代につながる重要で特徴的な細胞です。どのようにしてその特徴的な機能を獲得するに至ったのか、遺伝子発現制御に着目して研究しています。最終的には体細胞から生殖細胞へ運命転換できるような条件、環境を見つけることを目標にしています。
DNA損傷応答はDNA修復だけでなく、遺伝子発現制御にも需要な機能を持っています。
私はDNA損傷応答がどのように減数分裂期の遺伝子発現を制御しているのか、クロマチン構造の視点から解き明かすことに挑戦しています。
文部科研技術支援者 福田 恵 Megumi Fukuda
文部科研技術支援者/大学院博士課程 飯阪 早希絵 Sakie Iisaka
石黒 啓一郎
経歴
1995年 | 東京大学理学部 生物化学科 卒業 |
2000年 | 東京大学大学院 理学系研究科博士課程 修了 博士(理学) |
2000年 | Dana-Farber Cancer Institute/Harvard Medical School |
2005年 | 東京大学分子細胞生物学研究所 染色体動態研究分野 |
2014年 | 慶應義塾大学医学部 システム医学講座 |
2016年 | 熊本大学発生医学研究所 |