分野紹介
大学院先導機構 発生・再生医学分野 -石原研究室-

大学院先導機構について

 

国際社会と地域に貢献しうる拠点的大学を目指して

1.熊本大学は、優れた研究環境を確保し学術研究を推進することにより、国際社会および地域社会に貢献しうる、存在感ある総合大学を構築し、「人の命・人と自然・人と社会」の科学の先鋭となることを目指しています。そのために、大学院の充実・発展を図り、基礎科学と応用科学の有機的連携のもと、生命科学、自然科学、人文社会学および国際・複合・新領域における先導的研究の重点化に取り組んでいます。

 

2.国際競争力のある研究拠点の形成を推進することで、学問領域の新たなパラダイムを描きながら独創的研究に取り組みます。各大学における研究教育の活性化および変革発展を先導する「大学院先導機構」を設置し、大学院先導機構における研究の推進、またそれを通じて、新しいCOE、新研究センター、新大学院専攻等を創出します。

研究プロジェクト

 

哺乳類の染色体上には2万数千の遺伝子があり、どの遺伝子が働き、どの遺伝子が休んでいるかによって何の細胞になるかが決められます。この時、働いている遺伝子と休んでいる遺伝子が互いに干渉しないよう、“絶縁体”として機能するクロマチンインスレーターが石原宏准教授の研究です。「インスレーターは、クロマチンループのようなクロマチン高次構造を形成することで、遺伝子と制御配列(エンハンサーやサイレンサー等)の相互作用を調節していると考えられています。私は、個体発生や細胞分化に重要な役割を果たすHOX遺伝子領域を研究対象として、インスレーターによるクロマチン構造制御、遺伝子発現制御機構の研究を進めています」。

 

 「日本でこの領域を研究する研究者は少ない」と石原准教授。「まずは基礎を解明することがやがて医療にも役立つことになると考えています」と言います。「研究は、実験手法を駆使して目に見えないものを明らかにすることが醍醐味。うまくいかないことも多いですが、なぜうまくいかないのか、そしてどう修正すればいいかを考えることも楽しいと思えます。小さな成功はありますから、それを積み重ねていくことが大事です」。これから研究の道へ進みたいと考える人への、石原准教授からのメッセージです。

 

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